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成果を最大化するチームビルディングとは

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理想的なチームと現実のギャップ

マネージャーは部下の能力を最大限に引き出し、チームとして成果をあげることを求められます。チームでは、メンバー全員が同じゴールをめざし、一人ひとりがモチベーションを持って取り組む姿が理想です。そういった理想のチームの姿は誰でもある程度は頭でイメージしているかもしれません。

しかし現実の職場では、そのようにうまくいっているケースのほうが稀かもしれません。与えられた仕事が好きで好きでしょうがないメンバーは、放っておいても高いモチベーションで仕事を進めてくれますが、たいていのメンバーはそうではありません。チームの成果の最大化を図るには、そういったメンバーのモチベーションをどう引き上げるかが鍵となります。

成果をあげるチームに必要な要素

メンバーのモチベーションを高め、チーム全体で成果を出すために、マネージャーはどのような働きかけをする必要があるでしょうか。

マネージャーがまずやるべきことは「ゴールの共有」です。チームが半年後あるいは1年後にどのような成果を出すことをめざすのか、ゴールを明確に共有することで、メンバー全員が同じ方向へ力を注ぐことができます。

ゴールをめざして取り組むなかで、高いモチベーションを維持して働くために重要なことがあります。一つは、一人ひとりが「成長を実感」できることです。与えられた役割において、着実にスキルアップを果たしている実感は充実感につながります。二つめは「助け合える安心感」です。大変なときにメンバー間が相互に助け合う協力的な空気があると、メンバーは安心して業務に集中することができます。これらにより、ゴールに向かって取り組むメンバーのパフォーマンスは持続的に向上するでしょう。

ゴールの達成度を振り返る時期にも重要なことがあります。一つはメンバーが「成功体験を共有」することです。目標を達成できたことによる自信は、メンバーのさらなる成長の糧となりますし、それらをメンバーで共有することでチームのつながりもさらに強固なものとなります。そして、マネージャーとしては、成果を達成したメンバーに対して感謝の気持ちを伝えることで、その達成感や満足感を増加させ、さらなる飛躍の機会を生み出すことができます。

チームのモチベーションアップに成功している企業

チーム作りを会社レベルで実践し成果をあげている企業があります。
総合不動産会社のオープンハウスは東証一部上場以来、3年間で売上高を2.5倍までに成長させ、東証一部上場企業のなかで過去5年間の売上高成長率が1位を記録しています(2016年時点)。
その高い成長率を支える理由のひとつに、組織で成果をあげるための施策や仕組みがあります。

オープンハウスは「目標のために努力する文化」と「達成した仲間を全員で讃える文化」を掲げ、結果を出した社員を公平に評価する仕組みを構築しています。それを象徴するのが、四半期に一度、グループ総勢1000人以上が参加する規模で行われる盛大な表彰式です。豪華なホテルのコンベンションホールを使用して行われる表彰式では、プレーヤーからマネージャーまで、成果を出した社員を盛大に表彰し、会社全体で讃え合います。これらは、社員全員が次の目標に向かってさらに高いモチベーションを発揮して、継続的に成長していく原動力となっているといえるでしょう。

チームあるいは会社全体のモチベーションを高め、さらなる成長を実現するために、ぜひ、このような社員のモチベーションを高める仕組みづくりを実践されてはいかがでしょうか。

AUTHOR浜野 清治(はまの きよはる)

経済産業大臣登録 中小企業診断士。大手企業の経営企画部門にて事業ビジョンやプロダクト開発戦略の策定業務に従事。
中小企業診断士として、小売業、サービス業等様々な中小企業やNPO法人向けの事業計画策定支援、業務プロセス改革、営業力強化等の経営支援を実施。企業経営やマーケティングに関する記事を多数執筆。

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